◆平成20年2月15日

子供たち

   つい先日、町内の自社施工の災害工事現場でのこと・・・。あたりを散策していると大きなテレビの音らしき大勢の子供の声がするので、近くへ行くとなんと10数人の小学生が民家の庭で遊んでいるじゃありませんか。20数年前、いやもう少し前の時代にタイムスリップしたような本当に不思議な気がしました。昔は普通の光景がこんなに懐かしく感じられるとは・・・。鬼ごっこ、なわとび、だるまさん動いた等など、キャ−キャ−叫びながらそれは楽しく遊んでいました。あとで近所の年配者に「この辺は子谷といって昔から子供の絶えない谷という地名です。最近また子供の声が多くなって嬉しく思っています。」と聞き、ほのぼのとした気分で帰途に着きました。我が家にも孫が生まれ、時々の泣き声があたりを明るくするようで頼もしく思っていますが、残念ながら周りの家庭には今のところその泣き声の聞ける予定は無いようです。

 過疎の要因の一番目はなんと言っても少子化です。若者がふるさとに残る、帰ってくる、そんな地域になることが過疎の歯止めの最重要課題とある知事が言っていました。働き場所、住む場所、通勤時間、生活環境と課題は山積ですが、若者に魅力のある地域づくりへとその一翼が担える企業でありたいとは大げさでしょうか。しかし、刻一刻と進む時間・・・。 日々いつまでも正面から対峙できる立場でいたいと人生後半の正念場にあたり肝に銘じているところです。

◆平成20年1月7日

子年

 新年あけましておめでとうございます。今年は子年、十二支の最初の年です。一回りして再点火、ゆっくりスタ−トするも良し、猛然とスタ−トもまた良し、しかしここはあたりも見回して一考するもまた妙案か。

 昨年の一年を表す文字”偽”。なんという一年か。新聞紙・テレビ・インタ−ネットは、'偽装'、'嘘'、'ウソ'のオンパレ−ド・・・。利益追求の産物に間違いない。どんなことをしても儲ければいい ばれたら謝ればいい もっといえばやめればいい いつからこんなことが大手を振ってまかり通る世の中になったか。新鮮安心安全の大企業や何百年続く老舗の代表者の言い訳。口をついてくる言葉はおよそ性善説を根本から無にするに値する非道の一語。潤沢に私腹を肥やし、最後は逃げる。それを見逃す大都会。

 去年の暮れ、当地で四十年以上建設会社を営んでおられた二代目の本当にまじめな社長さんから、解散廃業のはがきが届きました。「お世話になりこころより感謝いたしております」の言葉には何が託されているんでしょう。激動の波にまた一社、せめて町内に社員さんの働き場所の確保をと願っております。

「亀になるぞと三年目 手足を伸ばすはまだ早い」

 平成二十年 元旦

◆平成19年3月7日

 

『自分には与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。自分だけしか歩めない。二度と歩めぬかけがいのないこの道。広い時もある、狭い時もある。上りもあれば下りもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。この道が果たして良いのか悪いのか思案に迷うときもあろう。なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくこの道を休まずに歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。他人の道に心を奪われ、思案にくれて立ちくんでいても、道は少しも開けない。道を開くためには、まず歩まなければならぬ。心を定め、懸命に歩まなければならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる。深い喜びも生まれてくる。』

 松下電器創始者、松下幸之助翁作 『道』です。平成19年亥年に入り、内外全てにおいてすさまじい逆風の中、覚えておきたい詩であります。

大変遅くなりましたが今年も何卒よろしくお願い致します。

◆平成18年12月4日

目標 

 『当社は顧客に最も高い満足度を与える製品の提供を究極の目的とし、品質管理組織を確立、実行、維持し継続的に改善する。社員の安全や利益を追求し地域社会に愛される企業として自然環境への融和に配慮した経営に励む。』

 三年目を迎えISO更新審査時の平成18年版弊社の品質目標です。しかし、高い品質の追求と健全経営のための利益確保は同一歩調をとれにくい大きな課題ではあります。社員の利益もコスト縮減により圧迫される状況が見え隠れし文面どおりにならない難しさに日々悩む昨今。

 しかし、安全施工を何よりも最優先する企業とし、100年続く経営を追い求めることこそが全てを解決に結びつけるのだと自己を律し、毎朝欠かすことなく全社員と共に白い息を吐きながら大声で”おはようございます”の三連呼をし”よろしくおねがいします”とお互いに礼をしあう一連の動作を元気いっぱい続ける朝景色です。

◆平成18年10月2日

演説 

 史上初の戦後生まれの安倍総理大臣が誕生しました。公約通り美しい日本をつくって欲しいと心より願っております。さてその所信表明演説を聞いて"演説"が印象に残っているお二人を思い出しました。

 ひとり目は高知県の橋本大二郎知事です。なにかの大会での来賓挨拶だったかと思います。ちょうど席が最前列に近くてよくわかったのですが、知事は挨拶の順番がくるまでずっと口を動かしているようでした。やがて自分の番が来て10分余り挨拶を行い、再び着席されました。すると今度は口は動かなくなっていたのです。なるほど練習をしてたんだなと。あんなに場数を踏んでいても備えを怠らない、その心構えに感心しました。

もうひとりは長男の通った大学での卒業式の学長の挨拶です。30分近くあったでしょうか・・・。一回も原稿に目を移すことのない(原稿があったかは定かでないが)よどみなく流れるようなその挨拶は、時間がたつのを忘れるほどだったと家内ともども感心をし、本当の聖職者としての凄さを垣間見た気がしたものです。

 自分をアピ−ルする最も確実な手段が話術といえます。当然口先だけではダメであり、溢れる気力活力が当たり一面にみなぎり二度と会うことのない人にも心に残る印象を残す、そんなことがこれから必要じゃないでしょうか。インターネットやテレビ等のデジタル化によって活字のみの付き合いが増えると、世の中がますます義理や人情などに接する機会がなく平たい社会になるようで不安になります。

我が社のアピ−ルも様々なアナログ的な手段を用い奥行きの深いものにしたい・・・、そして地域の方々に今の仕事の大切さを誠実な話や行動により訴えていきたいと日々考えております。

◆平成18年4月20日

新年度に入り、木々の若芽が一段と青く、一年中で一番元気の出る季節になりました。過疎といわれて久しい我が町ですが、朝8時前後や夕方5時から6時にかけては幹線道路は通勤の車でひっきりなしの状態です。しかし働く場所の少なさもあり、住居とは別の地域に向かい日々仕事に精を出しています。“国破れて山河あり 地方を切り捨ててはならぬ やがて日本が消滅する”とは最近売り出し中の老代議士?のことばです。それぞれ日々仕事に通い、休みの日には田んぼや畑を耕しまた山の手入れに余念がない、そんな光景、そんな人の生活が国土を守り、水を蓄えるんだろう・・・、とつぶやきも思わずこぼれます。いつか誰かわかってくれるんでしょうか。

地方の貴重な働き口のひとつの企業として、また年々起こるであろう災害や突発事故対応の地域に頼られる窓口として、我々も明日を見据えて地道に歩いていきたいものです。

◆平成18年2月20日

つい最近のことです。母が体調を崩して以来ずっと口にしていなかった私の大好物のお漬物が我が家の食卓に並んでいました。“おはづけ(お葉漬?)”と言い大根の葉っぱで作るのですが、食感といい、あとくちの良さといい本当に美味しいおかずです。母が作らない限り二度と口にできないと思っていたので少々驚きつつ、早速口にしてみました。するとこれがよく似た味でうれしく思い、「これ誰が作ったん?」と妻に聞きますと「よくそばで見てたんで見よう見まねで作ったんよ。どう味は?」とのこと。少し前までは食卓にあって当然のそのかたちと味が、母と妻とのあいだでいつの間にか受け継がれていようとは…、改めて家族の素晴らしさとはこんなことかなと感心しました。

さて我が社の大きな方針のひとつに“技術の共有”があります。すべての技術・知識をできるだけ文書化して共有し会社の貴重な財産としよう、ということです。中には職人気質やプライドみたいなものが邪魔することもありますが、常日頃より会社の有形無形の宝物を“伝承”しようと心がけております。

おいしい“おはづけ”を口にしながら食べすぎにも気をつけている今日この頃です。

◆平成18年1月4日

新年明けましておめでとうございます。

昨年は安心安全の社会がとてつもなく大きく動揺した年でした。特に耐震偽造問題は人間として絶対にやってはならぬことと怒りを隠せません。

言い訳などもってのほかです。性善説など木っ端微塵になってしまいます。

仏教で “人間という文字は人と人の間とか よく生きれば “菩薩” 悪く生きれば “地獄 鬼畜生” その間(あいだ)どちらにでもなるそうだ。” なんかの本のことばがよみがえってきました。

経済施工の意味が違う。社内の会でもそのことを云ってきました。公共工事にたずさわるもの 肝に命じよう。

任せておけば 安心安心と言われるように 今後もまっとうに仕事をしよう。

大きくうなずく社員をみて 頼もしくもあり いやトップこそ今一度再認識。ずしりと重い責任と一生涯の仕事というやりがいで決意もあらたな初春です。

今年は戌年 酉騒いで犬笑うとか いい年でありますように 合掌。

◆平成17年10月31日

電子メール

先日 妻の誕生日での出来事です。ちょうどその日 旅行中ということで 朝一番に電話で「誕生日おめでとう」というつもりが ついうっかり昼前まで忘れていました。

照れくささも手伝って 携帯電話のメールを利用しました。

最後に “最愛の妻へ” で書き終え送信すると 待ちかねたかのように 携帯に着信音が鳴り響き 「お土産もなんにもいらへん ありがとう」 

それはうれしさいっぱいのような? 妻の声でありました。 やれやれ。

便利なことになったもんだと・・・しかしよく考えると やっぱり本物の声で 或いは直接顔をみて のほうが自然だな。

お互いの気持ちもよく分かるし 次からはできるだけそうしよう。 11月22日 いい夫婦の日に実行するべし。

話は変わって予定価格によりいよいよ本格運用の電子入札への登録を完了しました。しかし 入札執行官の “落札 ○○建設” の声が聞こえないと少し不安で、顔が見え 或いは 声が聞こえる行政であって欲しいとは 時代遅れでしょうか。

ともあれ 様々な情報を見落とさないように又すぐに対応できる能力の研鑽が日々最重要とあらためて肝にめいじているこのごろです。

◆平成17年8月30日

健康第一

安全作業のため当社 毎月目標を掲げています。今月は“体調管理” でした。

自己の体調管理の悪さは即事故につながる。 そんな理由です。

暑い夏を乗り切るには適度の休憩を適量とりながら 水分の補給を十分行い いつも笑顔の作業 といったところでしょうか。

さる6月の2日間 自分自身の健康管理をと人間ドックに入りました。 最後の日 健康についての 医師の話の中で気になることがありました。

日本人の平均寿命が女性85歳 男性77歳 特に女性はここしばらく 世界一の座にあるらしい とここまではよく聞く話です。

しかし今後は健康年齢の引き上げが課題であると云うこと。

確かそれぞれ5ないし6歳引くとそれぞれの平均健康寿命ということです。

人の手を借りないで ふつうに生活ができる。介護を必要としない年齢です。ぞっとしました。

高齢化社会と言われて久しい昨今 特に男性においては72歳くらいのまだまだ元気盛りのはずが 平均寿命で言うと 健康を害した不自由な生活を送っている そんな話でした。

早速 減量作戦を開始したのはいうまでもありません。

1日20分ないし30分 歩くことで腹回りの脂肪が確実に燃焼するという医師のことばを信じて ひたすら歩く歩く。

今一番のおすすめは 標高約800mに位置しおよそ10km以上続くなだらかな道路の上でオゾンを胸いっぱいに吸いながら遠く青く深い山々を目にしながらの健康つくりです。

ここに住んでいることの幸せを満喫できるひとときでもあります。

日々の健康に感謝しながら。

◆平成17年8月10日 

終戦記念日

今年も終戦記念日がやってきました。戦後60年といわれ戦争を知らない世代が多くを占める現代、遠く過ぎ去りしことになりつつあります。

映像、文献での記録を見るのも大切ですが、言い伝えというのが各家庭では最も真実味があっていいのだろうと、思います。

我が家も数年前に近衛兵であった父が亡くなり 潜水艦にて戦死した息子をもつ 祖母が亡くなると戦争の体験を語る人がいなくなりました。

戦後生まれで家長の私が 聞いていることをすこしづつ 話していくようにしています。

いわく 父のすぐ下の弟で福満叔父は18歳になると 潜水艦に乗ると云って志願して戦争にいったそうです。

陸軍憲兵であった父がある日 弟のいる横須賀に面会に行くと福満叔父はうれしさと安堵感からかしばらくの間 泣くのをやめなかったそうです。

21歳の若さでマレー沖にて戦死をするのですが遺品らしきものは何もなくて、なにをお墓に収めているのか

金鵄勲章をもらったことを誇りに 毎日お墓参りを欠かさなかった祖母の姿がなんともやり切れぬ戦争の痛々しいつめ跡でした。

先祖のお墓掃除をしながら平和の尊さを肝に銘じるお盆前です。

◆平成17年7月10日

内子町 合併記念式典での講演においてのこと。

東京農大の進士教授によると 国の施策にはじめて 美しいということばが使われた という。その名も 美しい国つくり。

20世紀は機能的とか合理主義とかすべてアメリカの真似が進歩の象徴とされ 日本の本来のよさをなくしてしまった時代ではなかったか。

21世紀は農村の時代である。

そこで育んでいる 景観 風景 風土 すべてヒトつくりに欠かせないものばかりである。

交通の不便さをやや感じても 現代人の多自然居住への必然性を熱く語られた。

農山村に位置する弊社に とっても 大変有意義な 講演でした。

失われつつある地域資産の再生など今後千年先を見据えた “らしい町つくり” にふさわしい施工を総てにおいて心がけたいものです。

『環境破壊は地球に対するテロである。』ずしりと響くことばでした。

◆平成17年6月20日
クールビズと礼儀
最近、クールビズという話題がメディアを賑わせています。
従来は、暑い真夏であっても、上着とネクタイを着用することが、取引相手への気遣い・礼儀であるとされてきました。
そのために、冷房温度を不要に下げさせていることは、ご周知の通りです。
これからの時代は、環境への気遣い・礼儀も必要な時代です。
弊社では、地球環境に配慮して、事業を行っていきたいと考えています。